妊娠4ヶ月(妊娠12週、13週、14週、15週)の
体調は?赤ちゃんの様子は?

気をつけた方がいいことってなに?

産婦人科医
荻田和秀 先生 監修

妊娠4ヶ月のイメージ画像

お腹が少し大きくなり、周りも「妊娠かな?」と
気づくようになる妊娠4ヶ月(妊娠12~15週)。
吐き気や眠気、だるさなどの症状がだんだん
落ち着いてきます。つわりが治まったら、
そろそろ食事の栄養バランスにも気をつけたいところ。
また体調が回復しても、
妊娠中は無理をしないのが肝心です。
妊娠4ヶ月(妊娠12週、13週、14週、15週)の胎児と
母体の状態について、ご紹介します。

監修いただいた先生のご紹介

大阪大学医学部博士課程修了 泉州広域母子医療センター長 りんくう総合医療センター産婦人科部長の荻田和秀先生

PROFILE

監修 荻田和秀 先生

香川医科大学卒業。大阪警察病院、大阪府立母子保健総合医療センター等を経て、大阪大学医学部博士課程修了。現在は泉州広域母子医療センター長、りんくう総合医療センター産婦人科部長。産科医にしてジャズピアニストでもあり、産婦人科を舞台とした漫画『コウノドリ』(講談社)の主人公のモデルにもなった医師。

このページ内容のまとめ

「妊娠4ヶ月(妊娠12~15週)」は、お腹が少し大きくなり周囲も妊娠に気づく時期で、吐き気や眠気、だるさはだんだん落ち着きます。妊娠12週頃からつわりは徐々に落ち着き、妊娠16週頃には治まる人が多く、食欲回復に伴い体重増加(+1~1.5kgほど)に注意が必要です。赤ちゃんは妊娠15週末頃で身長約15cm、体重約110gに成長し、胎盤もほぼ完成します。栄養バランスのとれた食事や体重管理、無理をしない生活を心がけることが大切です。

ママの体調は?
起こりやすい症状は?

妊娠4ヶ月のタイトル画像
ママの体調のイメージ画像

妊娠12週頃からつわりは徐々に落ち着いていき、ほとんどの人が妊娠16週頃には治まります。高温だった基礎体温も落ち着き、だるさや熱っぽさがあった人も症状がなくなって楽に。

つわりや体調不良が落ち着くと、これまで思うようにできなかった仕事や家事をどんどんこなそうとする人もいますが、頑張りすぎるのは禁物。

あくまでも妊娠中は体に負担をかけすぎないようにしましょう。また食欲が回復するママも多いですが、体重の増えすぎには要注意。さらにホルモンの影響により骨盤がゆるみ、腰痛になりやすくなる時期でもあるので気をつけましょう。

ママのお腹の大きさは?
体重増加の目安は?

妊娠4ヶ月のタイトル画像
お腹の大きさは?体重増加の目安は?

妊娠4ヶ月頃になると、子宮は新生児の頭の大きさ(子宮底長約12cm)ぐらいに。徐々にお腹のふくらみが目立つようになり、乳房も大きくなり始めます。

つわりが終わって体重が増える人も多くなりますが、この時期の体重増加の目安は妊娠前に比べて+1~1.5kgほどと考えておきましょう。

妊娠4ヶ月
(妊娠12週、13週、14週、15週)頃の
お腹の赤ちゃんの大きさは?
成長の様子は?

妊娠4ヶ月のタイトル画像

赤ちゃんの大きさは、妊娠15週末頃で身長約15cm、体重約110g。キウイ1個分ぐらいの重さになっています。

赤ちゃんの大きさはミニトマト1個分ぐらいの図

妊娠15週末までに、赤ちゃんの脳や内臓、手足などの各器官の形成は完了され、機能も徐々に発達。皮膚は厚くなり、それまで透けて見えていた内臓や血管が見えなくなります。

髪の毛も生えてきて、全身も産毛で覆われます。骨がかたくなって歯茎の中には乳歯ができはじめ、筋肉も発達し、細部がより人間らしくなってきます。

手足をよく動かし、口を開いたり閉じたりし、指をしゃぶったり手の甲を吸ったり。おっぱいを飲む練習のような動きが始まります。

また妊娠4ヶ月の終わり頃には、胎盤がほぼ完成。赤ちゃんは胎盤経由でママから酸素や栄養を受け取り、二酸化炭素や不要な老廃物を送り返すという循環が行われるようになります。

どんなことに
注意が必要?

妊娠4ヶ月のタイトル画像
妊娠4ヶ月の妊婦さんのイメージ画像

胎盤が完成すると、赤ちゃんはママがとる栄養を受け取って成長するようになるので、つわりが治まったら栄養バランスのとれた食事を心がけることが大事。献立に迷ったら、おすすめはご飯、みそ汁、主菜、副菜とそろった「和定食」です。

ご飯、みそ汁、主菜、副菜とそろった「和定食」のイメージ画像

外食のときもなるべく和定食を選ぶと、バランスのいい食事がとりやすくなりますよ。また体重管理も妊娠中のトラブルを防ぐために必要になってきます。

体重が増えすぎると妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが高まったり、妊娠線ができやすくなったり。逆に食事を制限しすぎると、赤ちゃんに栄養が行かず低出生体重児になったり、ママが貧血になったりするので気をつけましょう。

  • 【管理栄養士監修】妊娠中のお食事ガイド&レシピ

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体重管理、どうした?

体重管理、どうした?のイメージ画像

赤ちゃんのためとはいえ、いざとなるとなかなか難しいのが体重管理。それでも「お医者さんや助産師さんに注意されたから」、「体重増加の目安を知ったから」、などさまざまな理由で体重管理を心がけた人がアンケートでは7割を超えました。

体重管理のコツは「食べすぎないこと」、「毎日体重計に乗ること」という基本が一番。また歩いて運動量を増やした人、食事内容を見直した人も多く、しっかり健康的に体重管理していた人が多いようです。

体重管理を心がけましたか?
そのきっかけは何ですか?

特に管理をしなかった 25%、先生や助産師に注意されたから 22%、体重増加の目安を知ってから 17%、妊娠が分かったときから 16%、体重が急に増え始めたから 10%、つわりが終わり食欲が増進したから 6%、その他 2%

どのように体重管理をしましたか?

1位 適量が一番!食べすぎないように心がけた適量が一番! 66%、2位 目でしっかり確認を毎日体重計にのった 58%、3位 体力作りにも歩くよう心がけた 44%、3位 バランスが大切!食事内容を見直した 44%、4位 体に良いものを!間食の内容を見直した 28%

体重管理が自分では難しいという方は、アプリを使ったり、先生や助産師に相談するのもおすすめです。ストレスがかかりすぎない程度の食事制限や運動で推奨体重増加量を目指しましょう。

詳しくはコチラ

この時期に
やっておくべきことは?

妊娠4ヶ月のタイトル画像
マタニティ用のエクササイズやスポーツのイメージ画像

この頃になるとお腹がふくらみ始めたり、乳腺の発達により胸が張ったりするようになるので、服装にも注意が必要。体を締めつけると血行が悪くなってしまうので、マタニティウェアやマタニティインナーに切り替えるのがおすすめです。

またつわりが治まったら、歯科検診に行っておきましょう。お腹が大きくなると歯医者さんで治療の椅子に座っているのもつらくなりますし、赤ちゃんが生まれると育児にかかりっきりでなかなか治療に行きにくくなります。なお、歯周病は早産や低体重児のリスクを高めるともいわれているので、早めに受診しておくと安心です。

妊婦検診で問題がなければ、そろそろマタニティ用のエクササイズやスポーツに参加するのもいいでしょう。体重管理や健康維持にもつながる上、気分転換にもなり、同じ妊婦さんの知り合いを作って情報交換するきっかけにもできます。

  • マタニティウェアはいつから使うの?

先輩ママ2373人に
聞きました!

妊娠中の服選び
どうした?

妊娠中の服選びのイメージ画像

アンケートでは8割以上の人が妊娠中にマタニティウェアを利用したという答えに。切り替えた時期は、お腹が目立って大きくなる妊娠5、6ヶ月頃が一番多数でしたが、妊娠初期から着たという人も。

体を締め付けないことからつわりの軽減に役立てた方も多いのかもしれません。マタニティウェアのよさについては、「体を締めつけないこと」、「体型の変化に対応すること」という答えが最も多くなっていました。

マタニティウェアを着ましたか?

マタニティウェアを着た人は83%、着ていないは17%

マタニティウェアを
いつ頃から着ましたか?

お腹が大きくなってくる妊娠5ヶ月ごろが多数! 31%、妊娠3ヶ月ごろ 8%、妊娠4ヶ月ごろ 12%、妊娠5ヶ月ごろ 31%、妊娠6ヶ月ごろ 27%、妊娠7ヶ月ごろ 13%、妊娠8ヶ月ごろ 6%、妊娠9ヶ月ごろ 3%

マタニティウェアを
着て良かったことは?

体を締め付けない 28%、体型の変化に対応 23%、着脱がラク 14%、珊瑚や授乳時に役立った 14%、お腹や腰まわりが冷えない 8%、妊婦になった実感がわく 6%、ふだんと変わらないおしゃれが楽しめた 4%、妊娠していることに気づいてもらえた 2%、肌に優しい 1%

妊娠中だけしか着られないのにもったいない、と思っている人は、授乳口が付いたトップスやワンピースなど、産後や授乳時まで長く着られるウエアを試してみてはいかがでしょうか?妊婦になった実感がわくという精神的なメリットにも注目。一度着てみれば、その良さがきっと実感できるはず!

詳しくはコチラ

この時期、
パパができることは?

妊娠4ヶ月のタイトル画像
この時期、パパができることのイメージ画像

妊娠がわかってから、ママの体調が悪くなったり情緒が不安定になったりして、イライラしたり落ち込んだりする様子に戸惑っているパパも多いでしょう。

女性は妊娠・出産で大きくホルモンバランスが乱れてうつ症状やイライラが現れることがあるので、「今はそういう時期なんだ」と受け止め、そばにいてママを孤独にしないよう心がけましょう。

具体的にできることは、心配や不安などママの話をできるだけ聞くこと。またママのお腹が張らないよう重い荷物を持ってあげたり、家事も引き続きサポートして。一緒に妊婦健診や両親学校に行くなどして、妊娠や出産への理解を深めることも大切です。

またそろそろ赤ちゃんの性別もわかる頃。希望すれば医師から性別を聞けることが多いですが、夫婦で聞きたい・聞きたくないが分かれる場合も。あらかじめママと話し合って、夫婦で意見を統一しておきましょう。

  • おうちで過ごす妊婦さんのためにダンナさんができること

コラム

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社内試験に合格し、接客のスペシャリストとして認定されたスタッフです。必要なもののリストアップや、商品の詳しい説明など、お客様のライフスタイルにあったアイテム探しをサポートします。

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妊娠4ヶ月に関するQ&A

※以下、回答内容は荻田医師監修

つわりが終わった!
妊娠前と同じように
家事や仕事を
してもいい?

頑張りすぎはNG。
疲れないよう
気をつけながら
こなしましょう。

妊娠4か月も後半になると、多くの人はつわりが終わります。つわりから解放されるとつい今まで通りに家事や仕事がしたくなりますが、無理は禁物です。

一気にこなそうとせず、体に負担がかかっていないか注意しながら進めるようにしてください。疲れを感じたら休憩をとること、ストレスをためないことを意識しながら毎日を過ごしましょう。

そろそろ実家や友達にも
妊娠を報告したい。
注意することはある?

「知らせてもいい範囲」を
明確に伝えることと、
妊活中の人に
配慮した表現を。

お互いの両親に伝えるタイミングは、ママ・パパであらかじめ相談しておきましょう。また両親は、勝手に親戚や周りの人に報告してしまう可能性もあるので、他の人に知らせたくない場合ははっきりと伝えることも大切です。

友人や兄弟・姉妹に伝える際は、妊活中や、流産の経験がある可能性もあるので、なるべく喜びの表現を抑え、事実をシンプルに伝えましょう。

夫になかなか
パパの自覚が芽生えない。
どうしたらいい?

赤ちゃんの存在を
感じてもらう機会を
積極的に作って。

ママと違ってパパには体の変化がないので、なかなか親になる実感がわかないもの。赤ちゃんの名前を一緒に考える、両親学級に行く、ベビー用品の下見に行くなど、赤ちゃんの存在を感じる機会を作ってみましょう。

また胎動を感じ始めたら、パパにも触ってもらったり、おなかの赤ちゃんに呼びかけたりしてもらうことで、徐々に実感を持ってもらいましょう。

マタニティウェアを
着るのが恥ずかしい。
着なくちゃダメ?

周りからは見えない
インナーから
使い始めてみて。

おなかや胸、腰まわりが大きくなってくると、今までの服やインナーでは締めつけが苦しく感じたり、つわりがひどくなったり、赤ちゃんを圧迫してしまう可能性もあります。

まずは外からは見えない、インナーからマタニティ専用のものに変えてみましょう。また洋服は、最初はゆったりめのデザインのものを着るだけでもOK。ただボトムスは、単にゆったりしているだけでは、おなかだけが大きくなる妊婦さんの体型には合わなくなっていきます。トップスで隠れるデザインなど、抵抗のないものから使い始めてみましょう。

おなかが大きくなってきたら
妊娠線が心配。
予防法は?

体重管理と、
できやすい場所の
保湿ケアを。

妊娠線が最もできやすいのは妊娠8か月頃ですが、予防のためにはおなかが大きくなり始める5か月頃から対策するのがおすすめ。

まず気をつけたいのは、急激な体重増加です。皮下脂肪が急激に増えると妊娠線ができやすくなる上、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などのリスクも高くなるので、食べすぎや運動不足には注意しましょう。また妊娠線は乾燥するとできやすいので、クリームやオイルなどで保湿ケアをし、皮膚が伸びやすいようマッサージするといいでしょう。

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