おりものの量が増える、色が変わるなどの症状
おりものはエストロゲンというホルモンの分泌量に合わせて量が変化し、排卵期が最も多く、黄体期には減少します。そして妊娠するとエストロゲンの分泌が増えるため、おりものの量も増加しやすくなります。
また妊娠初期はおりものがいつもより水っぽくサラッとした状態になったり、半透明だった色が乳白色や黄色っぽく変化したり、酸っぱいようなニオイがすることもあります。
ただ、この変化には個人差があり、妊娠してもおりものの量が変わらない、減ったという人、状態もむしろ粘りの強いものになったという人もいます。
妊娠初期のおりものの変化

状態
いつもより
水っぽく、さらっと
している
色
乳白色や
黄色っぽく
色が変化している
ニオイ
酸っぱい
ようなニオイが
している
少量の出血
受精卵が子宮内に着床する際に子宮内膜が傷つくと、「着床出血」が起こることがあります。生理予定日前後に少量の出血が1~3日ほど続いたら、この着床出血かもしれません。
量は生理よりも少ないことが多いですが、中にはいつもの生理と同じぐらい出血量があったという人も。色も人によって薄かったり、茶色っぽかったり、鮮血色だったり、さまざまです。
この出血はすべての人に起こるわけではなく、確率としては4人に1人程度といわれています。
腹痛・下腹部痛・お腹が張るなどの症状
妊娠すると、子宮は収縮を繰り返しながら大きくなっていきます。そのとき、お腹がギューーッとなる生理痛に似た痛みを感じることがあります。また子宮が大きくなる際、それを支えるじん帯が引っ張られることによっても痛みが起こります。
この場合は体をひねる動きをしたときに、ピリッと引きつるような痛みを感じることが多いようです。さらに妊娠初期は胃腸の動きも弱まるため、腹部の膨満感があったり、便秘によって下腹部が痛むことも。
いずれの痛みでも、安静にしても症状が治まらなかったり、冷や汗が出るほどひどく痛んだり、出血がある場合は病院で相談しましょう。
つねに眠い、昼間に眠くなる
「最近、眠くてたまらない」と思っていたら妊娠していたという人も。妊娠初期には体温を上げ、妊娠を継続させる働きのあるプロゲステロンというホルモンが増えます。
このプロゲステロンは眠気を強くする働きもあるため、妊娠すると日中にボーッとしたり、眠気が増すという兆候が表れることがあります。睡眠不足でもないのに、いつも眠いなら、妊娠のサインかもしれません。
食欲がない、食欲が過剰になるなどの症状
妊娠初期は胃腸の動きが鈍くなり、消化不良を起こしやすくなって食欲不振になることがあります。食欲がないときは無理せずゆっくり食べたり、水分をしっかり摂ることを意識しましょう。
逆に食欲が旺盛になる場合は、食べすぎると体重が過剰に増加してしまうので、気分転換に散歩などをして調整を。また食べたいものや苦手なものなど、食べものの好みが変化する人もいます。「最近、妙に同じものばかりが食べたくなる」という人は、妊娠の兆候かも。
においに敏感になった
においのきついものが食べられなくなったり、特定のにおいで気分が悪くなったり、というのも妊娠初期によくある症状。妊娠すると今まで平気だったにおいがダメになるなど、ちょっとしたにおいに過敏に反応するようになることがあります。
苦手になるにおいの代表的なものは、ご飯の炊けるにおい、煮物、スーパーの総菜、魚介類、コーヒー、たばこのにおいなど。シャンプーや香水など妊娠前は「いいにおい」だったものがダメになることもあります。
めまいやふらつきなどの症状
妊娠初期は貧血や自律神経の乱れ、低血圧などでめまいや立ちくらみといった症状が起こることがよくあります。
ただし、めまいの症状が長く続いたり、目のかすみや頭痛・腹痛を伴うようなめまいが起こる場合は医師に診てもらうのがおすすめです。
なんだか熱っぽい
女性の体温は月経の周期によって低温期と高温期の2つに分かれます。妊娠初期はこの高温期が続くため、「熱っぽいな」「風邪かな」と感じることがあります。
またほてった体を冷やすため、汗をかきやすくなることも。この微熱の症状は妊娠中期になると落ち着きます。

わけもなくイライラする、気分が落ち込む
妊娠初期にはホルモンバランスが急激に変化するので、精神的に不安定な状態に。感情のコントロールがしにくくなり、妊娠前は気にならなかったささいなことでイライラしたり、気分が落ち込みやすくなる人もいます。
妊娠中期になると体の変化にも慣れ、気持ちが安定してくるようになります。
便秘がち
妊娠するとプロゲステロンというホルモンが増加することで、消化管の収縮が抑制され、筋肉がゆるんで腸の働きが低下します。また、食べられるものが妊娠前と変わって食事が偏ったり、食欲不振で食事量が減ってしまうことも。
こうした原因から妊娠初期は便秘になりやすくなります。便やガスが腸にたまることで腹痛を感じることもあります。
胸が張ったり、乳頭がチクチクするなどの症状
妊娠初期は女性ホルモンの分泌が多くなることで、生理前と同じような胸の張りを感じたり、乳頭に違和感があったり、乳頭がインナーや洋服に触れたりすると痛みを感じたりすることも。
ホルモンの変化に慣れてくると、この症状は治まることが多いようです。
































