回答者の94%が「充実」と実感 品川区の子育て満足度の高さに迫る
Q1 品川区(行政)からの子育て支援について感じるものを以下から選択してください。
品川区にお住まいの子育て世帯81人に、「品川区(行政)の子育て支援についてどのように感じているか」を尋ねたところ、45.7%が「とても充実している」、48.1%が「充実している」と回答しました。これらを合わせた肯定的な回答は93.8%にのぼります。
2025年にアカチャンホンポが実施した「子育て満足度調査」では「お住まいの地域の子育て満足度を100点満点で採点してください」という設問において、品川区は平均83.6点を記録し、全国2位となっています。今回の追加アンケート結果も、この高い満足度を裏付けるものといえます。
支援を受けるママ・パパの9割以上が現状の子育て支援を好意的に評価していることからも、品川区の評価の背景には、子育て世帯の実感に根ざした確かな満足度があることがうかがえます。
見守りなどアウトリーチがカギ 満足度を支える支援の実態
Q2 品川区(行政)の子育て支援で満足している点はありますか。あてはまるものをすべて選択してください。
品川区の子育て支援を「充実している」と回答した93.8%という結果の背景を探るため、どのような支援やサービスに満足しているのかを尋ねました。
その結果、品川区の支援は単なる金銭的補助にとどまらないことが明らかになりました。行政からの支援で満足している点として最も多かったのは、「日常的な見守り(おむつ定期便・相談窓口等)」で、79.0%にのぼります。これは、「充実した経済的支援(74.1%)」を上回る結果となりました。
森澤区長がインタビューで語っていた「子育てや教育を自己責任にするのではなく、社会全体で支えていく」という考え方や、行政側から困りごとにアプローチする「アウトリーチ型の見守り支援」が、区民の確かな安心感につながっていることがうかがえます。
また、施設環境についても「児童館や遊び場など支援施設の設備や環境(51.9%)」が半数以上の支持を集めました。さらに、「小児科などの充実した医療体制(25.9%)」や「区からの子育て支援に関する前向きな発信(24.7%)」、「専門職に相談できる体制(21.0%)」といったソフト面でのきめ細かなサポートも、満足度を支える重要な要素となっています。
単に「制度がある」だけでなく、申請や予約の手間をかけずに利用できる仕組みや、必要な情報を適切に届ける工夫が組み合わさることで、子育て世帯が「社会から応援されている」と実感できる環境が形づくられていることが、今回の結果から明らかになりました。
おすすめしたい! 品川区の特に満足度が高い子育て支援 TOP5
Q3 以下の子育て支援の中で、ほかの人にもオススメしたいものをすべて選択してください
アンケートで「他の人にもおすすめしたい」と多くの票を集めた上位5つの施策について、その内容を詳しく見ていきましょう。いずれも、産前・産後の大変な時期に寄り添う、品川区ならではの手厚いラインナップとなっています。
1位:見守りおむつ定期便(82.7%)
0歳児を育てる家庭を対象に、子育て経験のある支援員が月1回自宅を訪問し、おむつなどの育児用品を直接届ける事業です。単に物品を届けるだけでなく、玄関先で5分程度の対面による「見守り」を行い、育児の悩みや困りごとを気軽に相談できる機会を作っています。配送と相談を組み合わせた、品川区を象徴するアウトリーチ型の支援です。
見守りおむつ定期便2位:バースデーサポート事業(40.7%)
お子さんが1歳を迎える時期に実施される支援です。アンケートに回答することで、最大8万円相当のポイントが付与されます。付与されたポイントは、専用サイトで数多くのラインナップの中から必要な育児用品や家事支援サービスなどと交換できるカタログギフト形式となっています。また、アンケートや相談機会を通じて子育て家庭の状況を把握し、必要な支援につなげる役割も担っています。
バースデーサポート事業3位:産後ケア事業(39.5%)
産後間もない時期の心身の回復を助けるため、施設での宿泊や日帰りによるケアを受けられる事業です。品川区では利用料の助成を行っており、宿泊利用の場合は3,700円〜7,400円(施設によって異なる)で利用が可能です。専門スタッフによる心身のケアや育児に関するサポートを受けることができ、産後の不安や負担の軽減、安心して子育てができる環境づくりにつながっています。アンケートでも「手厚い助成で、利用しやすい」という声が寄せられています。
産後ケア事業4位:オアシスルーム(33.3%)
保護者の買い物や通院、リフレッシュなどの際に利用できる「一時預かりサービス」です。区内の児童センターなどの施設に併設されており、1時間500円で、身近な場所でお子さんを安全に預けられる環境が整っています。主に在宅で子育てをしている保護者の負担軽減につながるサービスとして利用されています。
育児中の「自分の時間」を確保し、孤独な育児を防ぐためのセーフティネットとしての役割を果たしています。
同率4位:産後家事育児支援|産後ドゥーラ(33.3%)
専門資格を持つ「産後ドゥーラ」が自宅を訪問し、家事や育児のサポート、相談対応などを行うサービスです。品川区では利用料の一部を助成しており、1時間2,700円で専門家によるマンツーマンのサポートを受けることができます。核家族化で周囲のサポートが得にくい家庭にとって、産後の不安を解消する大きな支えとなっています。
産後家事育児支援|産後ドゥーラもっとこうなったら嬉しい 前向きな改善要望の声
森澤区長が「もっとこうなったら、品川区で子育てしたいと思えるかというポジティブな要望を聞いてみたい」と語っていた通り、区民からは、未来をより良くするための具体的なアイデアや期待の声が寄せられました。
ここでは、アンケートから見えてきた前向きな改善要望をピックアップしてご紹介します。
保育の質の維持・向上への期待
「保育士さんの数と質を確保するためにも、人件費を含めた保育園への支援をしていただきたいです」
社会全体で子どもを育む子育て支援の質を支える現場に対し、より手厚いサポートを求める声が寄せられました。
切れ目のない「産前」からの家事支援
「つわりのときや、上に子どもがいると料理をつくったりするのも大変なので、産前も利用できる家事支援がほしいです」
現在は産後ケアや産後ドゥーラなど「産後」の支援が充実していますが、心身の負担が大きい「産前」からのサポート拡充を望む声も見られました。
病児保育のさらなる充実への期待
「病児保育はまだ数が少なく、使用する際のシステムに関しても改善の余地があると思うので、更なる病児保育の拡充を希望します」
働く親にとって、子どもの急病への対応は大きな課題の一つです。アンケートでは、病児保育について更なる利便性向上やサービスの充実を期待する声も寄せられました。
パパも主体的に関わる、家事・育児を後押しする講座の充実
「パパが育児へ積極的に参加できるような内容(家事のヘルプ、離乳食作り、ベビー用品の準備など)の講座を充実させて、出産前に受けられるようにしてほしい」
「子育てを自己責任にしない」という森澤区長の姿勢に呼応し、パパが自信を持って育児のスタートラインに立てるような、実践的な学びの場への期待が寄せられました。
今回のアンケートで寄せられたこれらの貴重なご意見は、ご紹介しきれなかったものも含め、すべて品川区へ共有しています。
区民の「こうなったらいいな」という願いが、今後の施策のさらなる充実へとつながっていくことが期待されます。
まとめ:なぜ品川区は子育て世帯に選ばれるのか
森澤区長のインタビューと今回のアンケート結果を踏まえると、品川区が子育て世帯から高い支持(満足度93.8%)を得ている理由は、単なる「支援の多さ」にとどまらないことが分かります。背景にあるのは、当事者に寄り添い、「社会全体で子どもと子育てを支える」という確かな安心感です。
森澤区長は、「子育てを自己責任にしない」という姿勢を一貫して打ち出しています。森澤区長の想いと区民の実感が重なり、「子育てが社会から応援されている」と感じられること——それこそが、多くの子育て世帯に選ばれ続ける理由ではないでしょうか。