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アカチャンホンポの人とストア

2024.7.15

People

履ける、歩ける。
成長の一歩を支える
シューアドバイザー。

自分の力で立てるようになり、一歩、また一歩と歩きはじめた子どもに必要となるのが、人生で初めてのファーストシューズ。ママやパパが足のサイズを測定して子どもの靴を選んでも「本当にこれでいいのか」と不安になることも…。 その迷いを解消し、小さな子どもの足に寄り添うのがシューアドバイザー。この社内資格の制度づくりに関わったバイヤーの北本さんに、現在の取り組みを聞いた。

北本さん

People in the story

北本さん

悩みがちな
ファーストシューズ選びを、
社内資格でサポート。

アカチャンホンポで子どもの靴専門の社内資格制度を採用することになったのはおよそ2年前。きっかけは「マタニティアドバイザーがいるように、子どもの足の知識を備えたシューアドバイザーを設定してほしい」という店舗からの要望だった。 この声に応えて「ファーストシューズ選びはアカチャンホンポで」を目標に社内資格制度を担当する人財育成部と共に新たに資格を立ち上げたのが北本さん。歩きはじめた子どもの足の成長を見守り、適切な靴選びを提案できる人財育成をめざし、厳しい資格取得の基準を設けた。

「WEBテストと接客のロールプレイング動画によって試験を行います。勉強会に参加し、接客マニュアルや商品情報を身につけていても、本質的な理解をしていないと合格できない厳しい試験です」と言うように、社内資格といっても取得のハードルは高い。 特にロールプレイングの動画では、子どものマネキンを使った計測器での測定や、歩き方の確認、保護者への説明と試着、商品機能の伝え方などを細かくチェック。

木製の計測器でサイズを測定
シューアドバイザーによる試着

「1歳頃の子どもは、自分の言葉で痛みや気になるところを伝えることができません。そのためシューアドバイザーが歩き方やクセから必要なシューズの機能を考えてご提案することが求められます」。 1歳ではまだ土踏まずが十分に形成されていないことが多いため、軽さと屈曲性から足の運びをサポートできる商品を選ぶことが必要に。さらに「つい大きめのサイズを選びがちですが、5mmから1cmのゆとりに留めた方がいい」と話す。

接客シーン

子どもが自分で迷わず履けると
親にとってもうれしい。

北本さんは自身の子育て経験から親にとっての使いやすさ、履かせやすさについてもこだわってきた。各靴メーカーとの共同開発商品には北本さんの思いが細部にまで込められている。 「1歳児から自分で靴を履く練習をする保育園も多いです。そういうときに子どもが自分で正しく履けることは親にとってもうれしいこと。甲のベルトを2本にして補強しつつ、1回の動作で付けられるように一体化したのも、パカッと大きく開いて足を入れやすい仕様も当社からリクエストしました」。

一体化した甲の2本ベルト

この他、左右がわかりやすいように中敷きにデザインを入れたり、足が曲がるポイントで靴も曲がる屈曲性の良いソールにしたり、大きく開いて履きやすいという機能にこだわり、企画。8社ほどの靴メーカーと共同開発を行い、店舗で扱う商品の6割はアカチャンホンポだけの限定品となっている。 その結果足の成長に合わせて同じ靴を何足も買われるお客さまも。

多彩な商品が揃う子どもの靴売場

6歳頃までは約半年で5mmはサイズが変化する子どもの足。店舗でサイズ測定できることで、適切な靴を選ぶことができ、それが子どもにとっての不快感を軽減し、お出かけを楽しむ気持ちにもつながっていく。 初めての靴選びは子どもが驚いてしまうことも多いため、靴から「イヤイヤ」を減らせることは、親にとっての喜びになり、リピーターになっていくことにもつながる。

履けて歩けた喜びは、
確かな成長のしるし。

喜びの声が続々。
今後も専門性を高めて
売場を、人を、成長させていく。

シューアドバイザーバッジ

子どもの足と靴の機能を知るシューアドバイザーは現在全国で121名(※2024年6月現在)。専門性と多様なニーズに応える品揃えで、お買上げ後、うれしいお声を頂戴する機会が増えたと北本さんは笑顔を見せる。「履けて歩けた喜びは、確かな成長のしるし。家族にとっても大切なメモリアルになるので、このような節目に関わって歩みをお手伝いできることは何よりの誇りです」と話す。 今後、シューアドバイザーの専門知識をアップデートしながら、キッズを含めて成長に応じた専門性を高めていくという抱負も。シューアドバイザー自身も歩みを止めずに学び続けることが、子どもたちに寄り添って支える大きな力になっていく。

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