アカチャンホンポ独自の資格である「マタニティアドバイザー」とは社内試験に合格した接客のスペシャリストで、現在146名(※1)が活躍している。 このマタニティアドバイザーのひとりが前垣内(まえがいと)さん。お客さまにもファンが多いというその実態を知るため、前垣内さんのもとを訪ねた。
アカチャンホンポの人とストア
2023.7.14
People
マタニティ期だけでない
「アドバイザー」に
ファンが増え続けている理由。
People in the story
前垣内さん
何を揃えたらいいのか
わからないお客さまに
いま必要なモノを提案。
初めての妊娠の場合、何をいつ用意したらいいのかわからない…というお客さまは多い。このような方にお声をかけ、一緒に店内をめぐりながら商品説明を行い、納得いただいて必要な商品を揃えるお手伝いをしているのがマタニティアドバイザーの主な業務。 前垣内さんは「保育士になりたかったほど子どもが好き」なのがこの仕事を選んだそもそもの理由。接客も好きで、売場で悩んでいる様子のお客さまを見るとそっと近づき、自己紹介をしながらお困りごとを聞いていく。
妊娠すると、マタニティ用から出産、育児に至るまで、新しく用意する商品は多岐にわたる。しかし前垣内さんは「いま必要な最低限のものだけでいい」というのが接客のスタンス。 ベビーカーと抱っこ紐の両方を買うつもりのお客さまには、どのような住まいで、よく使う移動手段は何かという暮らしぶりのイメージを聞いてアドバイス。こうした接客が信頼感として積み上がり、出産後も相談したいというお客さまが後を絶たないのだ。
子どもが成長しても「離乳食を食べてくれない」、「靴を履くのを嫌がる」といった子育ての悩みを打ち明けるお客さまには、その対応策とともに「焦らなくていいですよ」と声をかける。 ママ友や両親にではなく、出産・育児のプロだから話せること、聞いてほしいこと。子育てには尽きない悩みがあることを知っているからこそ、お客さまは話すことで気持ちがラクになれるのかもしれない。
マタニティアドバイザーとして
いろいろな悩みに寄り添う。
妊娠中の体調も、子育ての悩みも、暮らしぶりも誰一人として同じではない。だからこそお客さまの状況をできるだけ理解することに力を注ぎ、その人に一番だと思う商品を提案している。 マタニティアドバイザーという肩書きを超えて、どのような悩みにも耳を傾け、寄り添う。その姿勢は「スマイルアワード」(※2)という社内評価制度の結果にも表れている。
これは上司の推薦や、お客さまからのお褒めの言葉をいただくなど、全従業員の中から受賞者を決める制度で、前垣内さんは何度も受賞をしたことから初の殿堂入りを果たした。
「我が家では前垣内さんに会いにお店に行っています」、「前垣内さんに相談に乗ってもらい、リアルな感覚で教えていただき満足」、「こんなに親切に丁寧に対応してくださる方はいなかった」など、お客さまの声は殿堂入りした今も数多く店舗に届けられている。前垣内さんは言う。 「私はいつも、お店に来てくださるお客さまに感謝の気持ちを表しているだけなんです」と。感謝の気持ちが行動になり、お客さまの安心や喜びを生み出していく幸せの連鎖。アカチャンホンポがめざす「スマイルな育児」のカタチがここにある。
「お店に来てくださるお客さまに
感謝の気持ちを表しているだけなんです」