肌が繊細で敏感な乳幼児の衣類には、3歳頃までベビー用洗たく洗剤の使用が推奨されている。しかし、共働きの家庭が増えている中、大人用洗剤との使い分けは時間も手間もかかってしまう。 ベビー用洗剤を「使いたくても使えない」状況になっていることに着目し、新たな洗剤と柔軟剤の開発に乗り出したのがバイヤーの白井さん。共同開発を行ったサラヤ株式会社(以下、サラヤさんと表記)の山口さん、吉田さん、岩井さんとともに、製品への想いや開発の経緯について話を聞いた。


(写真上)左からサラヤ山口さん、吉田さん、岩井さんとバイヤーの白井さん。
サラヤ株式会社
「衛生」「環境」「健康」を事業の柱とする衛生日用品メーカー。環境にやさしい食器用洗剤「ヤシノミ洗剤」の他、「アラウ.ベビー」シリーズは赤ちゃん用洗たく洗剤として業界トップクラスのシェアを獲得している。

サラヤでは創業時から天然素材による商品づくりを行ってきたことから、ヤシノミ洗剤の原料の1つであるパーム油の持続可能な生産を支援。売上の一部は植物油の主要生産国のひとつであるマレーシア・ボルネオ島の環境保全に役立てられている。