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アカチャンホンポの商品

#10

2024.7.29

トレンドを重視するよりも、
着ごこちを大切にしている理由。

マタニティウェア

妊娠すると、赤ちゃんの成長とともにウエストやバストのサイズが変わっていく女性の身体。お腹まわりの窮屈さからマタニティウェアを買い求める人が多い一方で、従来の衣類のサイズを大きくして済ませる人も…。 どのようなマタニティウェアが今の女性に必要とされるのかを日々追求しているのがバイヤーの髙山さん。
1枚1枚に込めたその思いを聞いた。

ラクさとともに着ぶくれしない
シルエットも
求められる要素。

髙山さんがマタニティアウターのバイヤーに就いたのは6年前。「カジュアルファッションを扱う量販店が増え、それだけマタニティ女性が衣類を買う選択肢が広がったことで、私たちが提供できる商品価値は何かと考えるようになりました」と振り返る。 安さなのか。トレンドなのか。何をコンセプトに開発をするべきなのだろうか。その答えを探るためにマタニティアウターへの声を確認したところ、体型も体質も変化していく身体を実感している女性たちが一番に求めているのは「ラクさ」だった。

お腹を締め付けずに着用でき、身体にやさしい快適性。これは予測の範囲だったが、もうひとつ着目したのが身体のラインの変化への対応。お腹が大きくなっていくことで、「太って見える」、「くびれがなくなる」ことに戸惑い、着ぶくれしないデザインへのニーズが高いことに気づいた。 「ワンピースならウエストを絞る仕様を加えるなど、ダボッとしたラインを解消できるデザインを取り入れるようにしました」。快適な着ごこちとスマートさを意識したシンプルなデザイン。開発の方向は定まった。

妊娠中も働き続ける女性の
快適さと便利な機能を考えて。

「昔はマタニティのボトムといえばデニムが主流でしたが、最近は黒のパンツが人気のため品揃えを充実させています」と話すように、マタニティ期に働く女性が増えていることから売れ筋も変化している。 この状況を読み、職場にもなじむボトムを考えてヒットしたのが「セルフチョキチョキパンツ」。生地の目の方向を変えることによりほつれにくく、縫い目部分の補強で裾を自分でカットできるという、ありそうでなかった機能をもつパンツだ。

「パンツを買うときの裾上げって面倒でしょう。裾から10cmまでは自分のサイズに合わせて自由にカットでき、お腹まわりがグンと伸びるリブによる伸縮性で、ラクに着られることが支持されています」。 パンツのトレンドを追えば、幅をワイドにしたり、ドレープをきかせたりという方向もある。しかし髙山さんはそちらを重視しない。その理由は、「マタニティにとっての快適なボトムには、足さばきを邪魔しないことがとても大事。トレンドを意識しつつ、歩きやすさを一番に考えてデザインしています」。

ハサミで裾をカットするシーン

産前(左)から産後(右)までしっかり伸びるウエストのリブで、長く着用可能。

お腹が大きくなり、足もとが見えにくい状況の中では、不安や不便さを感じることなく着用できることが一番。毎日、普通に着られることを優先している。さらにサイズについても、「普段買っているM・L表記のサイズのまま、ご自分に合ったサイズを選べます。マタニティになって変わるのは基本的に胸囲と腹囲。大きめのサイズを買ったら袖や裾も長かったということが無いように、通常のM・Lサイズに胸囲と腹囲を大きくしたサイズ設計となっています」。

広くゆとりある設計のフィッテイングルーム

お腹が大きくなると動きにくくなることを考慮して、フィッテイングルームは広くゆとりある設計に。

ワンピース、パンツ、スカート、カットソーと幅広いアイテムを取り揃え、妊娠期ならではの着ごこちを優先し、仕事にも普段着にも使えるスタンダードなテイストで提供する。こうして、「上質の普通」を生み出している。

ママと赤ちゃんにとっての
服にこだわり続ける。

マタニティウェアは産前だけ着るものなのでもったいないという気持ちに応え、産後にも長く着られるようひと目でマタニティウェアと分からない工夫を加えている。 「ファッションの専門店ではなく出産・育児の専門店として、ママと赤ちゃんのために必要なことだけを考えた服づくりをこれからもしていきます」と話す髙山さん。マタニティウェアのスタンダードとなるよう、今日も次の「着ごこち」を探している。

髙山さん

#10

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髙山さん

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