ご監修いただいた先生のご紹介

PROFILE
監修 荻田和秀 先生香川医科大学卒業。大阪警察病院、大阪府立母子保健総合医療センター等を経て、大阪大学医学部博士課程修了。現在は泉州広域母子医療センター長、りんくう総合医療センター産婦人科部長。産科医にしてジャズピアニストでもあり、産婦人科を舞台とした漫画『コウノドリ』(講談社)の主人公のモデルにもなった医師。

妊娠中期が近づくと、そろそろ気になるのが赤ちゃんの性別。
「男の子かな?女の子かな?」と想像する時間は妊娠中の楽しみの一つでもあります。
いつ決まり、いつ頃、どうやってわかるのかなど、赤ちゃんの性別に関する疑問を詳しく解説します。

香川医科大学卒業。大阪警察病院、大阪府立母子保健総合医療センター等を経て、大阪大学医学部博士課程修了。現在は泉州広域母子医療センター長、りんくう総合医療センター産婦人科部長。産科医にしてジャズピアニストでもあり、産婦人科を舞台とした漫画『コウノドリ』(講談社)の主人公のモデルにもなった医師。
赤ちゃんの性別は、卵子と精子が受精した瞬間に決まります。性別は性染色体というもので決まるのですが、性染色体にはXとYの2種類があります。ママの卵子は常にX染色体を持っていて、パパの精子にはX染色体を持つX精子と、Y染色体を持つY精子があります。そしてX精子が卵子と結び付くと赤ちゃんは女の子になり、Y精子が結び付くと男の子になります。受精卵はその後どんどん分裂が進み、妊娠6~7週頃から男女の違いが徐々に発達に現れ始めますが、まだ超音波などで見てもわかりません。
赤ちゃんの性別の確認が可能になるのは、早ければ妊娠12週頃から。この頃になると赤ちゃんの外性器が形成され始めるためです。ただ、まだまだ未発達なので正確な判断が難しく、この段階でわかるのはごくまれと考えた方がいいでしょう。性別が判別しやすくなる時期は、一般的には男の子は妊娠14~15週頃から、女の子は妊娠17~18週頃からとなっています。
赤ちゃんの性別は、妊婦健診でエコー検査(超音波検査)を行った際にわかります。男の子と女の子では、それぞれ以下のような特徴があります。
両足の間に、外性器が突起状に見えます。モニターにはっきり映りやすいため、女の子より早い時期に確認できることが多くなっています。

外性器はエコーに映りにくく、はじめは「男の子ではないから女の子」と推測されます。17~18週頃になると外性器が木の葉のように見え、女の子と判別できます。

またエコー検査の他にも、性別がわかる検査には以下のようなものがあります。
現在の超音波検査の性能はかなりよくなっているので、精度は非常に高いといえます。また外性器だけではなく、陰嚢や精巣、子宮などの器官が正常に発達しているかも医師は検査しているため、十分に状態がわかる段階まで赤ちゃんが成長すると、性別を間違うことはほとんどありません。ただ、胎児の向きや外性器の発達状況によっては性別を間違ったり、出産までわからなかったりするケースもまれにあります。
希望の性別を授かる確率を上げると考えられている方法がいくつかあり、産み分け指導を行っているクリニックもあります。ただ現在の医療技術では100%確実な産み分けは不可能とされています。産み分けを試す場合でも、期待しすぎることなく「できれば男の子がいいな」「できれば女の子がいいな」くらいの心構えで臨みましょう。
妊婦健診は赤ちゃんの成長状態を確認するためのものであり、性別の判定が目的ではありません。そのため、医療機関によってはママ・パパが希望しない限り性別を告知しないこともあります。また、性別によって産む・産まないという命の選別がされるリスクもあるため、伝えない方針をとる病院や、慎重に判断される場合もあります。
「ジェンダー(=性別)リビール(=明らかにする)」とは、妊娠中のママが家族や友人に赤ちゃんの性別を発表する海外の風習。いろいろなサプライズを取り入れた演出が楽しく、写真映えもするので、最近は日本でもSNSなどで話題になっています。人気の演出グッズやアイデアは、以下の通りです。

赤ちゃんの性別がわかるのは、そろそろマタニティウェアが必要になってくる頃。性別がわかるとベビーグッズを見るのもさらに楽しくなります。アカチャンホンポには、妊娠中のお買い物のことを何でも相談できるマタニティアドバイザーもおりますので、ぜひご活用ください。
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※以下、回答内容は荻田医師監修
「おなかが前に出ていると男の子」「横に広がると女の子」などと言われますが、医学的根拠はありません。ママの骨盤が広いとおなかの膨らみ方は横に広がりやすく、狭いと前に出やすい傾向があります。
「つわりがひどいと男の子、軽いと女の子」、「胎動が激しいと男の子、おだやかだと女の子」などという説がありますが、これも根拠はありません。つわりは妊娠によって分泌されるホルモンが影響していると考えられ、ホルモンバランスや体調の変化に敏感な人、乗物に酔いやすい人などは症状が重くなりやすいといわれています。また胎動の感じやすさは羊水や皮下脂肪の量が関係しています。
染色体異常や遺伝子疾患を調べる羊水検査、絨毛検査、新型出生前診断では、早い段階で性別もわかります。ただ検査によってはリスクを伴いますし、費用も高額で、性別判定のためだけに行うことはほぼありません。
性別を早く知りたい人も多いため、病院や医師によっては診察中にポロッと言ってしまうこともあります。生まれるまで性別を知りたくない人は、かかりつけの医師にはっきりとその意思を伝えておきましょう。性別がわかる可能性のある妊娠12週より前に伝えるのがおすすめです。
妊娠20週頃になると、かなり外性器の発達が進んでくるため、エコー検査にもはっきりと映るようになり、性別判定の精度がぐっと上がります。ただし、100%ということではないので、まれに間違うこともあることを念頭に準備した方がよいでしょう。