アカチャンホンポ開催の
「1歳のおたんじょうび会」でも
一升餅のイベントができます。
全国のアカチャンホンポで随時開催している「1歳のおたんじょうび会」。一升餅のお祝いのほか、選び取り、写真撮影などのイベントが行われます。大切な1歳のお誕生日の思い出づくりに、ぜひご利用ください。
※開催店舗はアカチャンホンポ公式アプリのイベントよりご確認ください。店舗によりイベント内容が異なる場合がございます。
1歳のお祝い行事として昔から行われてきた「一升餅(いっしょうもち)」。なんとなく聞いたことはあっても、実際にはどんなことをするのか「一升餅」について詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?
今回はそんな「一升餅」の由来や伝統的なお祝いの方法、その重さやリュックタイプの一升餅などのおすすめの商品などもご紹介します。
古を紐解きながら今の暮らしを楽しむ方法をテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Web、講演などで提案しており、行事を子育てに活かす「行事育」提唱者としても注目されている。All About「暮らしの歳時記」、私の根っこプロジェクト「暮らし歳時記」などを立ち上げ、大学で教鞭をとるなど活動は多岐にわたる。著書『子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本』(永岡書店)、監修書『赤ちゃん・子どものお祝いごとがわかる本』(朝日新聞出版)ほか多数。
一升餅とは、一升分のお米(約1.8kg)を使って作ったお餅を、1歳の誕生日を迎えた子どもに持たせる行事です。昔は元日を迎えるごとに年をとる「数え年」だったため誕生日を祝う風習はありませんでしたが、初めての誕生日だけは「初誕生」として特別なお祝いをしました。これは、昔は現在よりも乳幼児の死亡率が高く、満1歳を無事に迎えられることが当たり前ではなかったため生まれた習慣だといいます。なお、この行事の呼び方は地域によって異なり、「一歳餅」「誕生餅」「力餅」「背負い餅」「立ち餅」「転ばせ餅」「踏み餅」などさまざまな呼び方があります。
稲作文化の日本では、お米から作られるお餅は神様に供える神聖なもの、縁起のいいものであり、祭やお祝いなどのハレの日に用いられてきました。
また一升の米で作った大きなお餅には「一生(一升)食べ物に困らないように」、「健康で力持ち(餅)になるように」、「のびのびと成長していくように」、またお餅が丸いことから「円満な人生を送れるように」などの願いが込められています。
一升餅の行事のやり方は全国各地によって多少違いますが、最も一般的なのは、風呂敷に包んだ一升餅を赤ちゃんに背負わせる方法です。そのまま立ったり歩いたりできると「自立心があって出世する」、転ぶと「厄落としができた」、尻もちをついたり立てない場合は「家に長くいて家を継いでくれる」など、どんな場合も縁起がよい意味に解釈されます。
また、「将来の困難を乗り越えられるように」という願いを込め、赤ちゃんにわらじや草履を履かせ、お餅の上に立たせてお餅を踏ませる地域もあります。
全国のアカチャンホンポで随時開催している「1歳のおたんじょうび会」。一升餅のお祝いのほか、選び取り、写真撮影などのイベントが行われます。大切な1歳のお誕生日の思い出づくりに、ぜひご利用ください。
※開催店舗はアカチャンホンポ公式アプリのイベントよりご確認ください。店舗によりイベント内容が異なる場合がございます。
最近はさまざまなタイプの一升餅が売られており、写真に撮ったときにも記念になるよう名前や生年月日が書かれていたり、紅白だったり、ハート型や星型などもあります。また大きなお餅は行事が終わった後に切り分けたりするのが大変なので、小分けのお餅や、そのまま食べられるあんこやきなこなど味が付いた大福を一升分セットにした商品も。
さらに、離乳食にも使えることを考えてお米を使う家庭も多数あります。その他、一升分に近い重さのパン、バウムクーヘンなどを使うこともあるようです。
一升餅の行事とよく一緒に行われるのが「選び取り」。赤ちゃんの前に品物やカードなどを並べ、赤ちゃんが初めに手に取るもので将来の職業を占います。昔は男の子と女の子で並べるものを変えていましたが、今は同じものを並べることが多いようです。以下に、並べる代表的なアイテムと意味をご紹介します。
そろばん・電卓計算が得意になる、 |
本・辞書成績優秀になる、 |
筆記具字や絵が上手になる、 |
お金・財布お金に困らない、 |
お箸・スプーン食べ物に困らない、 |
ハサミ手先が器用になる、 |
楽器音楽の才能がある、 |
定規几帳面でしっかり者、 |
また、一升餅の行事を行うのは1歳の誕生日なので、記念のイベントも一緒に行いましょう。てがた・あしがたを取ったり、みんなでごちそうを食べたり、お誕生日プレゼントを渡したり、自由にお祝いを楽しみましょう。
アカチャンホンポのホームページでは、将来占いの選び取りカードや、てがた・あしがた台紙を無料でダウンロードできます。ご自宅やコンビニで印刷して、楽しんでみてはいかがでしょうか?
満1歳のお誕生日頃になると、立つことができたり、歩き始める子も。そろそろファーストシューズを使い始めるタイミングなので、お誕生日のお祝いとして、一升餅と同時に用意するのもおすすめです。選び方や履かせ方など、ファーストシューズを購入する際のポイントは、以下のリンクをぜひご覧ください。
満1歳を祝う行事なので、1歳のお誕生日に成長を願ってお祝いするのが一般的です。歩くことができなくても、背負って立ったり、ハイハイしたり、座ったままでもOK。どんな結果でも縁起がいい、成長祈願の行事です。
満1歳を祝う行事ですが、親戚などが集まりやすくするために、誕生日近くの休みの日に行ったり、大安など縁起のいい日を選んだりするご家庭も多いようです。
記念すべき初めてのお誕生日としてママ・パパの両親を招いて盛大に行うご家庭もあれば、ママ・パパ・赤ちゃんだけでお祝いするご家庭も。特に決まりはありません。
一升餅を用意する人に決まりはなく、ご家庭によってさまざま。ママ側の親、パパ側の親、自分たち、いずれでも大丈夫。お祝いにママ・パパの両親を呼ぶのであれば、一度相談してみるのもおすすめです。
お祝いが終わった後は、切り分けたりして食べます。招待した人や、親戚に配ることも多いようです。最初から小分けになっているお餅なら切り分ける必要がなく、自分たちで食べる際も、おすそ分けする際も便利です。また一升米なら普段の食事で消費できます。
ママ・パパの両親からお祝いをもらった場合は基本的にはお返しの必要がありませんが、お誕生日パーティーに参加してもらっておもてなししましょう。パーティーに欠席の場合は、内祝いを贈るのがおすすめ。いただいたお祝いの3分の1~半額程度の内祝いを贈り、お礼をしましょう。